【19:00〜】いずも戯曲読書会(女優の近代② 伊沢蘭奢の『マダムX』)
2020年9月25日
いずも戯曲読書会(団体紹介)
【開催日時】
女優の近代② 伊沢蘭奢の『マダムX』
9月25日(金)19:00~22:00頃
【読む戯曲】
仲木貞一翻案/脚色『悲劇 マダムX』
◇試し読み:国会図書館デジタルコレクション
https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1030055
◎参加お申込みいただくと、上記テキストの修復拡大版(PDFデータ)のダウンロード(無償)方法についてご案内します。
【作品について】
本年4月、小説「輪舞曲」(朝井まかて)が上梓された。<女優・伊澤蘭奢の嵐の生涯!>が描かれている。蘭奢(らんじゃ)は、松井須磨子亡きあと日本の新劇を支えて華やかに燃えつきた大正劇壇のレジェンンドである。そして、この大女優の伝説の名舞台が『マダムX』だった。
原作のフランス戯曲『マダムX』は大女優サラ・ベルナールの当たり狂言だった。アメリカで映画化された作品はサイレント映画屈指の傑作とされている。島村抱月は須磨子主演の翻案劇を検討する。しかし、二人の急死で企画は頓挫。蘭奢が所属する劇団はその企画を惜しんで、蘭奢のために設定を日本に置き換えた翻案劇を劇作家仲本貞一に依頼する。ヒロインに蘭奢の実人生の境遇を重ね合わせたこの舞台は絶賛を博し、再演、再再演まで決まる大成功を収めたが、同年、蘭奢は満38歳で死去。須磨子の舞台に衝撃をうけて27歳で女優志願してからわずか10年という嵐の生涯! 舞台『マダムX』のラストシーンを想起させる最期だった。
【会について】
当戯曲読書会は、出雲市(島根県)を中心に広く参加者を募り、古今東西の名作戯曲を声に出して読み、<グループセッションを愉しむ>を目的に2014年9月にスタートしました。今回のフェスティバルは、私たちにとっては6周年/第150回記念スペシャルでもあります。
ちなみに、伊沢蘭奢は津和野(島根県)出身。
【参加申し込み方法】
専用申し込みフォームか、以下の団体連絡先へ直接ご連絡ください。
「いずも戯曲読書会」
いずも戯曲読書会HP『お問い合わせ/参加申込み』ページ
http://8clouds.raindrop.jp/wp/?page_id=107
メール
info@8clouds.raindrop.jp